おしらせ
先日の「総合的な探究の時間」最終発表会を愛媛新聞に掲載していただきました!
南宇和高校の探究活動は地域の皆さんと共に創り上げていく内容となっています。
1年間を通し、地域課題に真剣に取り組んだ5班の皆さんの発表は本当に素晴らしく尊いものでした。
今回の発表会はゴールではなくスタートです!
これからますますフロンティアスピリットに磨きをかけ探究していきましょう!


2026年年2月15日(日)付愛媛新聞
掲載許可番号:d20260219-02
【お知らせ】この最終成果発表会の様子が愛媛CATV様によって2/22(日)に放送される予定です。
学校生活
■2月18日(水)2時間目、1年3組にて「家庭基礎」と「公共」による教科横断授業「避難所運営訓練」の研究授業を実施しました。
【避難所運営から考えるよりよい合意形成】というタイトルで、
1 それぞれの立場や正義を尊重し、合意形成する能力を身に付ける
2 被災時での合意形成の限界を理解し、「事前復興」の重要性を認識する
という目標のもと実施しました。生徒たちは、災害時の避難所を一つの社会として捉え、体育館のレイアウトを考えるところから授業が始まりました。





しかし活動は、単なる避難所レイアウトの工夫では終わりません。
高齢者、乳幼児連れ、体調不良者、ペット同伴の避難者など、多様な状況が次々と提示される中で、生徒たちは気づき始めます。
「全員が納得する配置は作れない」
「誰かを守ろうとすると、別の誰かに我慢をお願いすることになる」
議論はやがて、場所の問題から“価値の問題”へと変わっていきました。
平等・公平・安全・尊厳――どれも大切だからこそ、簡単には決められない。
避難所という非日常の設定を通して、生徒たちは社会の現実と向き合いました。
授業の最後、生徒たちは「災害が起きてから考えるのでは遅いのではないか」という問いにたどり着きます。
そこで扱ったのが“事前復興”の考え方です。
平時のうちに価値観を共有し、社会のルールを準備しておくことの意味を、体験を通して理解しました。
活動中の教室では、互いの意見を最後まで聞き、手振りを交えて説明し、立場の違いを尊重しながら議論を続ける姿が見られました。
男女を問わず自然に役割が生まれ、対話を通して合意形成していく姿は、まさに「社会を学ぶ」のではなく「社会をつくる」学びでした。
1年3組の生徒たちが、この一年間で積み重ねてきた対話力と協働する姿勢が、授業の質を大きく高めてくれました。




同時に、この授業は特定の生徒だけが成立させた特別な実践ではありません。
活動構造・発問・役割設定を整理することで、どの学級でも実施可能な学習モデルとして設計されています。
今後は他学級・他教科へと広げながら、「社会を生きる力」を育てる学びとして発展させていきたいと考えています。
本校では、知識の習得にとどまらず、人とともによりよく生きるための学びを大切にしています。
今回の授業は、生徒一人ひとりが社会の一員として考え始める契機となる、充実した時間となりました。
授業
教科横断型授業
防災